先日、東京国際映画祭が閉幕。日本映画スプラッシュ部門にサプライズ選出された「月極オトコトモダチ」(穐山茉由監督)は惜しくも無冠でしたが、国内外のお客さんに予想以上の好評と、作り手や映画関係者とのたくさんの出会いがあり手応えと実りのある参戦となりました。そんな感慨にふけっている暇もなく「MOOSIC LAB 2018」開催まであと2週間強と迫りました!そこで、MOOSIC LAB企画の直井が観た長編部門の解説を少しつづお送りしようと思います。

Aプログラム「暁闇」は映画制作が初めてとなる阿部はりか監督作品。全てが初ということで色々と心配だった本作ですが、演劇や戯曲を手がけていた阿部監督独特の感性とLOWPOPLTD.の音楽が見事にハマッて静かなエモーションを呼び起こす注目作になりそうです。青木柚(「アイスと雨音」/昨年のMOOSIC LAB イメージモデル)、中尾有伽、越後はる香というフレッシュな俳優陣が見事に現代ならではの冷めきった若者たちを好演していますが、この映画の印象を決定づけたのは大ヒットロングラン中の「少女邂逅」(監督:枝優花)の撮影も記憶に新しい若き撮影監督・平見優子による説得力のある的確で美しいショット、時間や人物の切り取り方が阿部監督の世界観をスクリーンに焼き付けており、そこに、時に優しく時にザラザラとした手触りで寄り添うLOWPOPLTD.の音楽との絶妙なマッチングにご注目ください。

Bプロ「青のハスより」の京都造形芸術大学出身の荻島監督は生粋のシネフィルで、企画段階で東京に意気揚々と出てきた映画監督志望の男3人(荻島監督の実体験らしい)と徐々に一曲が出来上がっていくバンド…劇映画とドキュメンタリーパートとのカットバックによる実験ということで、ゴダールの「ワン・プラス・ワン」が参考作品に挙げられた。(そう言えばMOOSIC LAB 2016でグランプリの「マグネチック」にも構造が似ている)で、今の日本でそれができそうなバンドということでふと思い出したのが昨年の短編部門「GREAT ROAMNCEⅡ」で楽曲提供してくれたThe Wisely Brothers。そして主人公・荻島役にまさかの栗原類(!)その仲間に大友律と渡辺佑太朗、ファムファタール的な存在として1人2役を演じるヒロインに清水くるみという豪華キャストを迎えた青春群像に注目です。Wiselyさんの主題歌「柔らかな」がとてつもなく良い曲で、この映画の何とも言えない映画的な余韻を確かなものにしておりご注目ください!

…と今日は長編のAプロとBプロを紹介させて頂きました。2作品ともご期待ください!

◼︎11.14(水)MOOSIC LAB 2018  OPENING PARTY!
会場:LOFT9 Shibuya

OPEN 18:30 / START 19:00
前売¥1,800/当日¥2,300(税込・要1オーダー500円以上)
【MC】直井卓俊(MOOSIC LAB主宰)、シバノソウ(ミュージシャン)
【LIVE ACT】nakanoまる、大槻美奈、西山小雨、GALAXIEDEAD
【TALK GUEST】萩原みのり、ほのか、阿部遥、中尾有伽、荻島健斗、前田聖来、日高七海、里内伽奈、柳澤果那、穐山茉由、井上康平、川北ゆめき、大槻美奈、時吉襟加、近藤笑菜、日高七海、松永天馬、奥村徹也、狐火、上村奈帆、中村守里、八幡貴美、GALAXIEDEAD、渡辺紘文、夜道雪、The Wisely Brothers、入江陽、芋生悠、他MOOSIC LAB 2018参加監督、ミュージシャン、キャストなど続々参加!

◼︎11.17(土)-12.14(金)MOOSIC LAB 2018 開催!
会場:K’s cinemaアップリンク渋谷

◼︎12.19(水)MOOSIC LAB 2018 授賞式&CLOSING PARTY!
会場:LOFT9 Shibuya