さあ、いよいよ本日より「MOOSIC LAB 2018」が始まります!MOOSIC LAB主宰の直井です!色々追いついてないけど気のせいだと信じて頑張ります!(白目)

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そんなこんなで!長編部門の作品紹介もラスト!IプロとJプロです!宜しくお願いします!(白目)

Iプロ・長編部門「書くが、まま」の上村奈帆監督に似合う言葉は恐れず言うならば”愚直”である。”愚直!”と感嘆符をつけるとなおさらしっくり来る。そんな上村監督が長年愛し、自身が救われてきたのが、これまた”愚直!”と言う言葉が似合うストレートなロックバンド”SWANKY DOGS”であった。その上村監督の「うまく言えないけど好き」と言う想いがそのまま映画になったような(本作のキャッチコピー”ままならなくて、まとまらなくて、でも、止まらなくて”がまさに言い得て妙である。)いささか照れ臭いほどのストレートな青春映画である。その上村監督の魂が込められた主人公・ひなの役にオーディションで抜擢されたのは当時14歳だった中村守里。映画初出演ながら、内側はメラメラ燃えていながらアウトプットが下手くそなキャラクター・ひなのになりきり、この世界のどこかに確実に存在するような、泥臭さと愛おしさを持って、映画を牽引していく。アイドルユニット”Love Cocci”のメンバーでもある中村さんだが、今の時代のアイドルは”応援したい”かどうかというところが鍵であり、不器用でストレートで愛おしいこの映画もまた、上村監督、SWANKY、中村さん、そして若く情熱的な林プロデューサーまとめて”応援したい””この映画がどうか1人でも多くの人に届きますように”という気持ちにさせられる一作になる予感に満ちている。

Jプロ・長編部門「普通は走り出す」の渡辺紘文監督は実弟の音楽家・渡辺雄司さんとのタッグで通称”渡辺兄弟”の名で知られ、栃木県大田原市を拠点に自主映画を作り、東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門(旧”ある視点部門”)のに4度入選し、「プールサイドマン」では作品賞も獲得している実力者である。1年前の東京国際映画祭のパーティーで冗談混じりにムーラボやりますかとか話した程度だったのだが、ある日聴いたトリプルファイヤーの新譜を聴いたらまだ観ぬムーラボでの渡辺作品のサントラを夢想してしまい、ビビビと来て渡辺監督をライブに誘いやはりビビビと来たらしく本作の企画が始動した。結果、今回使用したトリプルファイヤーの楽曲はタイトルになった「普通は走り出す」含め全て既成曲ながら、本作の為に書き下ろされたサントラのような気にさせられるほどにマッチしており、やはり出会うべくして出会ったのだと思う。また、本作では松本まりか、萩原みのり、古賀哉子、ほのか、加藤才紀子、永井ちひろと、渡辺組初の本格的な女優のキャスティングによる化学反応にも注目してほしい。人を食ったようなユーモア、シニカルさと冷静さを持って世界を見据え、撃つ事ができる表現者・渡辺監督&トリプルファイヤー。散りばめられたユーモアを存分に楽しみつつ、映画づくりとは、表現とは何なのか。目に見えているものが全てなのか。僕たちはどんな世界に生きているのか、どこへ向かうのか。この映画を観てどんな感想を持つかによってその人の世界の見え方が試される、奥深い一作である。