『ハッピーエンディングス』特報

大崎章監督(『無限ファンデーション』)×井上康平監督(『ドンテンタウン』)×400人にのぼるオーディションで選ばれた10人の実力派俳優たちが、2パートに分かれて台本なし・全編即興で制作した異色作「ハッピーエンディングス」が11月にシモキタ-エキマエ-シネマ「K2」横浜シネマリン、1月にシネマテークたかさきで限定ロードショーされることが決定した。
 この度、劇場公開に向けてポスター&特報が解禁。両監督とキャスト陣を代表して髙石あかり、北浦愛からコメントが到着している(当記事、下段の方に掲載)
 湖にバカンスに訪れた男女4人の生々しい恋愛模様を見つめる『鳥を見にいく』(井上康平監督)ではドラマ・演劇・映画とマルチな活躍を見せる北浦愛、『幕が下りたら会いましょう』の木口健太、『暁闇』の中尾有伽、演劇界で活躍する名優・細井じゅん、『無限ファンデーション』の日高七海ら実力のある俳優陣が顔を揃える。
 高校生たちが映画作りに奮闘する姿を描く『はじめての映画』(大崎章監督)に『ベイビーわるきゅーれ』で大ブレイク中の髙石あかり、『アルプススタンドのはしの方』で注目を浴びた西本まりん、『茜色に焼かれる』の和田庵、注目の若手俳優・下川恭平、そして自身が映画監督も務める日下玉巳など新進気鋭の俳優陣が集結。
 役者陣の緊張感が溢れ、時に瑞々しさをダイレクトに、時に生々しくサスペンスフルに、それぞれの感情が際立つワンアンドオンリーな1回性の魅力が詰まった即興演出により生まれた2作品。全く違うようで一部が繋がっている世界線も含め、本作でしか味わえない劇場体験が味わえる内容となっている。

11.4(金)-11.17(木)シモキタ-エキマエ-シネマK2
11.19(土)-11.24(金)横浜シネマリン

1.13(金)-1.19(木)シネマテークたかさき
★期間中、スタッフ・キャストによる舞台挨拶を予定
★最新情報は公式Twitter @happy_eds2021  

劇場公開、本当に嬉しく思います。
即興芝居という、お芝居とリアルの間で生まれた感情は、こんなにも美しくスクリーンを介して伝わってくるんだな、と感じた爆発力のある映画です。カメラが回ってからは、何が起きるのか誰にもわからない。その緊張感と高揚感を是非、劇場で感じていただけたらと思います。
ーーー髙石あかり(「はじめての映画」出演)

「ハッピーエンディングス」公開おめでとうございます。
台本無し、あらすじのみで作ったお芝居を多くの方に観ていただけることをとても嬉しく思います。
台詞が無いからこそ、言葉の選び方や呼吸の端々に演じている役と俳優自身が入り混じる瞬間がたくさんあると思います。
そんなところも楽しんでいただけたら、嬉しいです。
是非劇場にてご覧ください。
ーーー北浦愛(「鳥を見にいく」「はじめての映画」出演)

本作『ハッピーエンディングス』は全編アドリブで構成された映画です。撮影中はできるだけ空気を割らないよう、ワンシーンワンシーンに役者の声と体に耳を澄ませ、スタッフ一同で向き合ってきました。観客の皆さんが最高の役者たちに出会い、驚く日が楽しみです。
ーーー井上康平監督(「鳥を見にいく」)

俳優たちとの初めての顔合わせの時、僕ら二人の監督を、不安そうな顔と刺すような視線で見てきました。
台本がないのに、どういう方法、どんなやり方で芝居をするんだ。と。
この映画にはいわゆる普通の映画の「監督」は存在しません。
この映画に関わる人間ひとりひとりがそれぞれの思いで違う事を考え、試行錯誤しながら、時にはぶつけあって、ねじれあい、時には融合しながら、生まれたのがこの作品です。
ーーー大崎章監督(「はじめての映画」)