みなさまこんにちは。MOOSIC LAB 2023、いよいよ最終ターンのアップリンク吉祥寺編が始まっております!

ここ数年、コンペ部門がなくなって賞与等がなかったMOOSIC LABですが、今回は「Dm7」部門、「BRAND NEW MOOSIC!」部門を対象に、作品を観賞していただいた選考委員5名のご意見を元に、今後の活躍を期待を込めて男優・女優・ミュージシャンから3名ずつ選出させていただきました。是非、今後の鑑賞の参考にしていただければ幸いです。

■選考委員:森直人(映画評論家)/菅原睦子(仙台短篇映画祭)/坪井篤志(シネマスコーレ)/大下直人(Kisssh-Kissssssh映画祭)/小坂誠(第七藝術劇場/シアターセブン)/井上経久(シネ・ウインド)/宮嶋遼子(U-NEXT)

★ベストアクター賞

山脇辰哉(「明けまして、おめでたい人」「サーチライト-遊星散歩-」)

「明けまして、おめでたい人」では自伝を舞台から映画まで企画プロデュース、「サーチライト-遊星散歩ー」では好青年のキャラクターで魅せ、上映後の舞台挨拶でもそのエンターテイナーぶりを発揮!常にギラギラと情熱・焦燥感が迸る「新進気鋭」という言葉がぴったりの山脇さん、おめでとうございます!

青木柚(「まなみ100%」)

2017年にはイメージモデル、2018年には「暁闇」で男優賞(今年の再上映も10分で完売!)主演作目白押しの中、異質を放つ川北ゆめき監督の自伝的青春映画「まなみ100%」での新境地!向かうところ敵なし、今や大注目の俳優となった青木柚さん。文句なしの選出です。おめでとうございます!

橋本淳・稲葉友(「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」)

既に映画にドラマに舞台に大活躍のお2人ですが「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」では切っても切れないナイスバディコンビが誕生しました。この2人がブレないキャラクターを確立してくれたことで総出演者36人と交流するロードムービーが成立しました。おめでとうございます!

★ベストアクトレス賞

中井友望(「サーチライト-遊星散歩-」)

MOOSIC LAB[JOINT]2021-2022と2023ではイメージモデルも務めてくださり、「サーチライト-遊星散歩-」で堂々の単独主演作で唯一無二の儚さと力強さを解き放ってくれた中井さん。MV、映画と出演作も続々公開されており今後益々の飛躍を期待しております!おめでとうございます!

中村守里(「まなみ100%」)

MOOSIC LAB 2018「書くが、まま」で14歳にして最優秀女優賞を受賞してからもう5年!「まなみ100%」では男側からすると何を考えてるかわからないけどなぜか魅かれてしまうヒロイン像を具現化して、観客を魅了してくれました。今後の活躍にも益々期待の中村さん、おめでとうございます!

塚本莉央・行天優華(「ウソトホント」)

急逝してしまった柴口勲監督の「ウソトホント」は音楽の田端悠さん以外、山口県在住の方たちで超プリミティブなインディーズ映画(しかもミュージカル!)。大林宣彦監督が生きていたら絶賛してに違いない、歌って踊れるヒロイン像を体現した2人に最大級のリスペクトを込めて!おめでとうございます!

★ベストミュージシャン賞

クレナズム(「ふたりの傷跡」)

痛々しくも瑞々しい切実な青春を描く「ふたりの傷跡」のもう1つの主役とも言えるのが轟音で世界を切り裂くクレナズムのシューゲイザーソング。主演・八木みなみさんの歌唱バージョンも含め、MOOSIC LAB自体が原点回帰するようなそのパワーと煌めきに最大のリスペクトを込めての選出です!おめでとうございます!

KIQ(「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」)

サウンドトラックという文脈、そして映画とのマッチングという意味合いではライ・クーダーばりに秀逸なセンスを見せたのがKiQの音楽です。確実に映画の魅力を1ランク上にあげたその功績を称えての選出となりました。エンドロールの仕掛けとKiQの主題歌、思い出しただけで泣けます。おめでとうございます!

★山岸健太(「明けまして、おめでたい人」)

そのどこか懐かしさもありつつ情熱的で男らしい歌声。俳優・山脇辰哉の生んだギラギラしながらも繊細な世界観を引き受けて、時に寄り添い、時に殴り合うかのように青春の火花を咲かせた山岸健太さんのソングライティングを称賛する声が多数!いつか出演者としても見たい1人です。おめでとうござます!

このほかにもたくさん魅力的なキャスト、ミュージシャンがスクリーンで輝いております。是非、映画館の暗闇でたくさんの才能と出会ってください!引き続き「MOOSIC LAB 2023」を宜しくお願い致します!